IT化するにあたって知っておきたいこと
病床数や範囲によって異なりますが、IT化には数億円の費用がかかるといわれています。IT化することによって業務効率は上がりますが、収入に直結するわけではありません。そのため、中小規模の病院ではあまりIT化が進んでいないようです。どちらかといえば、経営が安定している規模の大きい病院の方が進んでいます。また、IT化するにあたり、現場で働く看護師も業務の仕方を変えなければなりません。紙のカルテから電子カルテに移行するため、PCスキルが必要になります。
-
莫大な費用がかかる
IT化の進捗状況は病院によって異なります。電子カルテを例に挙げると、病床数が400床以上の規模の大きな病院の普及率は85%ですが、中小規模の病院はそれよりも低くなっています。そのため、病院全体を平均すると普及率はわずか46.7%です。スムーズに進んでいるとはいえない状況にある医療のIT化ですが、その理由はどこにあるのでしょうか。さまざまな原因が考えられますが、一番は費用の問題でしょう。
MORE > -
看護師もPCスキルが必要
遅れているとはいえ、医療のIT化は確実に進んでいき、今後は電子カルテが主流になるでしょう。紙に書く作業がほとんどであった看護師がいきなりPCを使いこなすように、といわれてもそう簡単にはできません。しかしPCが苦手だからといっていては業務が進まなくなってしまうでしょう。今のうちにPCスキルを身につけておくべきです。それにPCスキルがあれば転職を有利に進めることもできます。ここでは看護師が身につけておくべきPCスキルを4つ紹介します。
MORE >
もっと詳しく知りたい人へ
-
進んでいるのは規模が大きい病院
IT化が進んでいるのは経営が安定している規模の大きい病院です。最新の医療機器があり、最先端のシステムも導入しているため多くの患者さんが集まっています。業務量が多いため残業もありますが、働きやすいように環境が整えられています。
-
莫大な費用がかかる
電子カルテの普及率は病院の規模によって異なります。電子カルテと一口にいっても部署ごとにシステムが異なり、さらにスムーズに連携できるように統合したシステムも必要です。高度な技術が必要なため、開発や設備費用として数億円かかるといわれています。
-
IT化によって業務効率がアップ
高齢者の増加により充実した医療・介護サービスの提供が難しくなっています。その状況を打開するとして大きな期待が寄せられているのがIT化です。さまざまなシステムが開発されていますが、中心となっているのが電子カルテです。